2015年5月16日土曜日

AMSCメンタルヘルスセミナーでの学び

   既に52回を迎えた芦屋メンタルサポートセンターの学習会に参加し、心の病や障がいを抱える方の相談支援について学ぶことが出来ました。講師は、芦屋市障がい者基幹相談支援センター相談員の築山彩子氏。
    この間法律が変わり、介護保険制度のように最初の相談を受ける一般相談、サービスの利用調整や生活支援を提供する各事業所の計画相談、地域の相談をマネージメントする基幹相談、市も加わっての自立支援協議会といった具合に組織が体系づけられたとのこと。
    築山氏は、具体的にケースを紹介して相談の仕組みをわかりやすく説明してくださり、納得。困っている本人のSOSのシグナルを受けとめて解きほぐしながら、支援する側を拡げて解決にに導くというやり方に専門性が発揮され、またその人の手腕も発揮されるということなのですね。
     芦屋市内の今年3月10日現在で、障がい福祉サービス受給者は、478名。(施設85、在宅393)※手帳保持者ではない
    内、計画相談がはじまっている方は352名。達成率は74%※事業所が作成中含むと91%だそうです。しかし、障がい者にとって、生活するための支援の選択がいかに少ないか。逆に私達は沢山の選択肢の中から、当たり前のように選び暮らしているか。例えば、仕事、趣味、移動などなど。
    支援が必要な方に、SOSが出せなくて困っている方にちゃんと支援が届くことが何よりも必要なこと。障害年金や就労といった生活費の保障や生活費の管理についても多様な課題があることも質疑でわかりました。
    なかなか見えにくい障がい福祉の問題ですが、新しい法律の中での当事者の生活支援の問題、課題を学ぶことができました。障がい福祉だけではなく、今年から始まった生活困窮者自立支援法などこれから取り組む課題が少し見えてきたように思います。

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